PLANE3Tでは蛋白質やビタミン・必須脂肪酸などの栄養価が高く、途上国での生産が容 易な微細藻類「スピルリナ」に着目し、現地の人々の栄養改善に貢献することを目指しています。
まずは首都アディスアベバの中間層・富裕層を対象に商品化して経済性を担保した後に、国際機 関調達などを通した難民や貧困層への普及を考えています。しかし、スピルリナはその独特の匂 いや味から、現地に受け入れられるためには工夫が必要です。
また、商品として販売するために は現地の経済状況に応じた価格設定やブランド化が必要となります。そこで本学生プログラム では、アディスアベバの著名なパン製造会社「MulmulBakery」と協働し、現地の経済状況や食 文化にもとづいたスピルリナ商品の開発を目指します。具体的には文献調査から最新のアディ スアベバの経済状況や食文化について調査した上で商品のアイデアを作成し、Mulmul Bakery との協議を通して製品化を目指します。
2022 年 3 月の最終シンポジウムでは成果発表と試作品 の提供を目指します。